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小説「レ・ミゼラブル」を読む


笑った。

これって編集者もその上司も納得したのだろう。
レ・ミゼラブルはそれだけ中身のある物語だ。

小説の最初のあたりは冗長(というか地雷だと思う)なので、釈放されたジャン・バルジャンが登場する
 第2編墜落 1.終日歩き通した日の夜
から読むべきかもしれない。
タイトルだけでジャン・バルジャンの痛みが伝わってくる。中身はそれ以上だ。
丹念に描かれているのでジャン・バルジャンを忌避した人々にも共感が沸いてくる。
おそるべし、ヴィクトル・ユーゴ。

他の箇所でも良い。映画やミュージカルの好きな場面やキャラクターをピックアップして読むのもひとつの方法だ。

「レ・ミゼラブル」は確かに長い小説だ。
敬遠するのはもったいない。
ちょっとでも読んでみよう。
良い物語の良い場面を読んだ後の良い気分かもしれないし、憤りかもしれない。涙かもしれない。
得られるものがあるはずだ。

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